八ヶ岳南部 編笠山(2523.7m) 2014年7月15日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:01 観音平−−5:48 雲海−−6:29 押出川−−7:36 編笠山 10:13−−10:58 押出川−−11:22 雲海−−11:54 観音平

場所山梨県北杜市(旧小淵沢町)
長野県諏訪郡富士見町
年月日2014年7月15日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場観音平に駐車場あり。平日は満杯にならないが週末は早朝からいっぱいになり路側駐車が続く
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望東側以外は展望が開ける
GPSトラックログ
(GPX形式)
電源を入れ忘れたため今回は無し
コメント珍しく平日に登山。人が少ないかと思いきや、お昼近くはかなりの人が登ってきてびっくり。天気は良かったが空気の透明度がイマイチで北アはかなり霞んでしまった。それでも展望が楽しめる山頂だった




早朝の観音平駐車場 観音平から見た編笠山
雲海(約1900m) 雲海から見た富士山
間伐された植林帯 岩の間を登る
押出川。少し水があった まだまだ岩が続く
樹林の切れ間から見た南ア 徐々に木の高さが低くなる
ハイマツ登頂。山頂は近い 山頂直下は草付き
編笠山山頂 編笠山から見た富士山
編笠山から見た360度パノラマ写真(クリックで拡大)
編笠山から見た八ヶ岳
編笠山から見た南アルプス
編笠山から見た木曾御嶽
編笠山から見た乗鞍岳
編笠山から見た北アルプス(クリックで拡大)
編笠山から見た権現小屋 編笠山から見た観音平
下山開始 ハイマツが花盛りで花粉を飛ばしていた
観音平到着。平日なのに車がたくさん


 今週は仕事の都合上、火曜日、水曜日がお休みになり溜まった代休を消化することにした。土日で白根二山を歩いたためまだ疲労が抜けず筋肉痛も残っているが、好天が予想される中、2日間もゴロゴロしているのはもったいないので出かけることに。体力的にきついところは無理だし気温がかなり高いので標高が高くそこそこ楽な場所、おまけに展望が期待できる山との条件で脳内検索し、観音平から編笠山を目指すことにした。ここなら北アルプスの展望が期待でき標高差は約1000mで時間をかけてゆっくり登れば大丈夫。登山口の高さは1500mあるので最初から涼しいだろう。

 睡眠時間確保のため高速の深夜料金にかかる前に小淵沢ICで降りて観音平へ。車道終点手前の駐車スペースで仮眠。雲は多めだが月が出ていた。朝飯を食って駐車場に移動、平日の登山者数はどんなものかと思ったが早朝5時で車は10台くらいあった。これが週末だと満杯だな。天気は快晴に近い青空で山頂からの展望が期待できる。

 Tシャツ、半ズボン、麦藁帽子の格好で出発。地元明野町在住の男性と同時出発で、私にとっては珍しく山頂まで一緒に歩いた。いつものペースで歩くと男性よりもずっと速いと思うが、2日前の疲れが残る中で無理をするつもりもないので男性に合わせておしゃべりしながら歩いた。男性は平日がお休みの職業で2年前から写真が目的で山登りを始めたとのことで、今回はギボシ近くに咲く高山植物(名前は忘れた)が目的だという。

 おしゃべりしながら歩くと写真撮影がおろそかになり、今回は主要個所以外は写真無し。往路では気づかなかったが植林帯が間伐されていたりと、話しながらでは風景の変化にも気づきにくいらしい。もしかしたら単独よりグループの方が道迷いが多かったりして。

 標高1880mの分岐点「雲海」で南に僅かに樹林が開けて雲海の上に富士山が姿を表す。再び樹林帯に入って高度を上げていく。唐松植林帯からいつしかシラビソ植林帯に変わり、さらにシラビソの自然林に変わっていく。押出川が近づくと登山道は角が取れた大きめの石が点在するようになり川らしくなるが水の流れは皆無だ。ただし今回は一部に水がたまっていた。

 押出川で編笠山東を巻いて青年小屋へ向かう道と分かれて編笠山へ。男性の目的地はギボシなので効率から言えば巻道の方が得だが編笠山山頂を目指すことにしたようだ。帰りは当然巻道だろう。相変わらずの大きな石が点在する登山道だが傾斜がきつくなってきた。高度が上がるとシラビソの高さが徐々に低くなって雰囲気が明るくなってくる。それと同時に傾斜もかなりきつい。数箇所で樹林が切れて振り返ると南アが見えた。あちらもよく晴れているようだ。

 シラビソがさらに低くなりハイマツが登場する頃が一番傾斜がきつくなる場所で、男性を置き去りにしないようゆっくりと登っていく。とうとうハイマツ帯を抜けて草付きに変わると山頂直下。一登りで溶岩ごろごろの編笠山に到着。天候はバッチリだが空気の透明度は悪くはないが良いとも言えず、北アルプスが霞んでしまっていた。一応、立山までは目視で確認できたがデジカメだとコントラストが薄すぎてどこを写しているのか判別不能だった。ここから見る南アは白根三山や甲斐駒、仙丈ケ岳が高すぎてその奥が見えないのが残念。

 今日の予定はここだけなので山頂でしばしのんびり。晴れて天気はいいが北寄りの風が吹いていて防寒着を着用しないと寒いくらいだった。今日は下界は暑くなる予報なので寒いなんて贅沢かな。朝は山頂の訪問者はまだ少ない、というより今日は平日だったか。土日とは賑わい方が根本的に違っていた。男性は目的の花の写真を収めるために青年小屋へと下っていった。私はしばし山頂で展望を楽しむ。ただ、甲府盆地側は徐々に雲が上がってきてそのうち南アルプスは隠れてしまった。

 お昼くらいに駐車場に到着するよう下山開始。下りの途中では結構な登山者とすれ違った。山頂にお昼頃に到着するようなタイミングで登ってくる人が多いようだった。一番大きなグループは2,30人くらいで平日とは思えない。駐車場に到着すると7,8割が埋まった状態で、想像以上の登山者数だった。編笠山の人気の程がうかがえた。

 

山域別2000m峰リストに戻る

 

ホームページトップに戻る